ポリアンナの森のニックネームを マグノリアの森 はコブシの学名「Magnolia kobus」に由来する。。
八ヶ岳南麓地方にはたくさんのコブシが自生し、大きなものは樹高が10m~20mに達するものもある。
春とはいえ未だ峰々に雪が残る4月初旬頃、あちこちの森にボーッと大きなボンボリを灯したように咲くコブシの白い花を見るとき、極寒の高原で越冬した者が味わう言葉に尽くせない安堵感というのか、無事に生き延びた "春が来た感" がある。
コブシは白亜紀(1億4300万年~6500万年前)から生きているモクレン科マグノリア属の一種。
マグノリア属は北半球一帯に広く分布し、仲間にはコブシ、ホウノキ、ユリノキ(ハンテンボク)、タイサンボク、オオヤマレンゲ、モクレンなどがある。コブシは現在、日本全土と済州島に自生し、昔から北国の早春の農作業はコブシの開花を基準にすることが多く、田打ち桜、種まき桜などと親しまれてきたという。
p(.. ) ちょっとうるさい植物分類のことなど、、お暇な御仁はコブシの分類をご覧じられよ。
界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:モクレン目 Magnoliales
科:モクレン科 Magnoliaceae
属:モクレン属 Magnolia
種:コブシ M.Kobus
学名 Magnolia kobus
和名 コブシ(辛夷)
英名 Kobushi magnolia